現行のスターターガイドには明確に「ランキングには使わない」との一文がないとしても、Google社員やGoogle公式ブログなどで下記のように言及されています。
参考: Google SEO Starter Guide(検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドhttps://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja)
Googleが公開している公式ガイド「Google SEO スターターガイド」の以前のバージョンにおいて、メタディスクリプションはランキング要因にならないと説明されています。原文は以下の通りでした。現行のバージョンにはこの文章は掲載されてはいませんが、その他の下記の情報ソースは、まだ残っています。
"Meta description tags aren’t important to search engine rankings ... (略) ... However, they can be extremely important in gaining user click-through from SERPs."
– Google SEO Starter Guide(以前のバージョン)
2009年の公式ブログ(現在の名称は “Google Search Central Blog”)にて、当時Googleの検索チームに所属していたMatt Cutts氏が以下のように明言しました。
"表示するスニペットに description meta タグを使用する場合でも、Google のランキングでは description meta タグは使用されません。"
— 2009 年 9 月 21 日 Google 検索セントラル ブログ
これは当時から「メタディスクリプションは検索順位決定のアルゴリズムに影響しない」という旨をはっきり公表している例として知られています。
Google社員のJohn Mueller氏は、XやYouTubeのSEO Office Hoursなどで「メタディスクリプションはランキング要因ではない」と説明しています。代表的な発言として以下が挙げられます。
"Meta descriptions… They’re not used for ranking though."
— John Mueller on X
ただし、John Mueller氏のXは、現在鍵つきアカウントのため、過去の発言を確認することができません。
John Mueller (Google) in SEO Office Hours
https://youtu.be/p9CTwNA66V0?t=1607
"the meta description is primarily used as a snippet in the search results page. And that’s not something that we would use for ranking."
— John Mueller (Google) in SEO Office Hours
メタディスクリプションの内容をどれだけキーワード最適化しても、検索順位自体に直接反映されることはないという趣旨です。
so the meta description is primarily
used as a snippet in the search results page.
And that’s not something that we would use for ranking.
クリック率(CTR)の向上
検索結果一覧に表示されるスニペットとして、ユーザーがタイトルと一緒にまず目にする重要な要素がメタディスクリプションです。ユーザーにとって魅力的でクリックしたくなるような説明文を設定することで、クリック率向上を期待できます。
重複コンテンツを避ける
異なるページで同じメタディスクリプションを使い回すのではなく、それぞれのページ内容に即したユニークな説明文を付けると良いでしょう。
キーワードの過度な詰め込みに注意
ランキングには影響しないので、キーワードをたくさん詰め込む必要はありません。むしろ自然で読みやすい説明を心がけ、ユーザーがクリックしたくなるような文章に仕上げることが大切です。
メタディスクリプションは検索順位を直接左右する要因ではないと、Google公式ドキュメントやGoogle社員(John Mueller氏など)が明言している。
ただし、検索結果のスニペットとして表示されるため、クリック率(CTR)向上に大きく貢献しうる。
重複したメタディスクリプションを避け、内容を簡潔にまとめ、ユーザーが「このページを見たい」と思うような魅力的なテキストにするのがおすすめ。
メタディスクリプション自体はランキング要因にはなりませんが、実際の検索結果画面ではユーザーの注目を集める非常に重要な要素です。検索流入を増やすためにも、ユーザーの立場に立って分かりやすく魅力的な説明を心がけましょう。