※2023/08/29更新:「Code Interpreter」の名前が「Advanced Data Analysis」に変わっております。
今回は、こちらのウェブ解析系のサイトのデータを見せて、SEOのアドバイスをもらいたいと思います。
ChatGPT に Search Console のデータを Excel ファイルでインポートして、SEOのアドバイスをもらうという流れです。
目から鱗といった感じのアドバイスをもらうことはできませんが、数本のウェブ解析レポート作成を同時並行でこなしておられるようなコンサルタントの方の場合、いったん草案はChatGPTに任せてみるというのはありなのではないでしょうか。人手不足の折、結構頼りになるかも知れません。
Search Console のデータを Excel ファイルでインポートできるので、仕事を頼むための前処理は人間側では不要です。
Search Console > 検索パフォーマンス
GPT-4(有料版)を使用します。
ChatGPTの”Advanced Data Analysis”を使用します。
※2023/08/29更新:「Code Interpreter」の名前が「Advanced Data Analysis」に変わっております。
画面左下の「…」をクリックします。
「Settings & Beta」をクリックします。
「Beta features」をクリックして、
「Advanced Data Analysis」をONにします。
※2023/08/29更新:「Code Interpreter」の名前が「Advanced Data Analysis」に変わっております。
これで、「Advanced Data Analysis」が利用できるようになりました。
※2023/08/29更新:「Code Interpreter」の名前が「Advanced Data Analysis」に変わっております。
Search Console に戻ります。
Search Console > 検索パフォーマンス にて、エクスポートでExcelファイルをダウンロードします。
GPT4で「Advanced Data Analysis」を選択した状態なら、「+」ボタンでファイルのアップロードができます。
※2023/08/29更新:「Code Interpreter」の名前が「Advanced Data Analysis」に変わっております。
上記の入力フォームにて、Excelファイルをアップロードした後、こんな質問をしてみました。
「Google search console のデータです。このデータを分析して、このサイトでは、今後どんなコンテンツに注力すると、SEOによる集客力が高まるか、アドバイスをお願いします。」
(ここからは、ChatGPT – Code interpreter から得られた回答を転記させていただきます。)
了解しました。アップロードされたファイルをまずは確認させていただきます。
ファイルの中身を読み込んで内容を確認した後、分析を進めさせていただきます。
データを確認しました。以下のカラムが含まれています:
上位のクエリ: ユーザーが検索してサイトにアクセスする際に使用したキーワードやフレーズ
クリック数: サイトが検索結果に表示された際のクリック数
表示回数: サイトが検索結果に表示された回数
CTR (Click Through Rate): クリックスルーレート(クリック数 / 表示回数)
掲載順位: 平均的な検索結果のランキング位置
これらのデータを元に、以下のような分析を行います:
最もCTRが高いキーワードを特定します。
表示回数が多く、クリック数が比較的少ないキーワードを特定します。これらのキーワードに対しては、ページの最適化やメタデータの改善を行うことで、CTRを向上させるチャンスがあります。
平均掲載順位が低い(数字が大きい)キーワードを特定します。これらのキーワードに関するコンテンツの質や量を増やすことで、ランキングを向上させる可能性があります。
まず、最もCTRが高いキーワードをトップ5で表示してみます。
CTRが高い上位5つのキーワードは以下の通りです:
“session_start ga4” (CTR: 100.0%, 表示回数: 1, クリック数: 1)
“このプロパティの設定は完了していません。接続済みの ua プロパティで無効にしている場合を除き、” (CTR: 92.3%, 表示回数: 13, クリック数: 12)
“アナリティクス このプロパティの設定は完了していません。” (CTR: 86.7%, 表示回数: 15, クリック数: 13)
“ga4 このプロパティの設定は完了していません。接続済みの ua プロパティで無効にしている場合を除き、” (CTR: 86.2%, 表示回数: 29, クリック数: 25)
“このプロパティの設定は完了していません。接続済みの ua プロパティで無効にしている場合を除き、” (CTR: 85.7%, 表示回数: 14, クリック数: 12)
これらのキーワードは、Google Analytics (GA4) の設定に関連しているように見えます。特に「このプロパティの設定は完了していません」というフレーズが目立ちます。このようなキーワードが高いCTRを持っていることは、多くのユーザーがこのトピックに関する情報を求めていることを示しています。このトピックに関する詳細なガイドや解説を提供することで、サイトのSEOによる集客力をさらに向上させることができるでしょう。
次に、表示回数が多く、クリック数が比較的少ないキーワードを特定してみましょう。
表示回数が多く、クリック数が比較的少ないキーワードの上位5つは以下の通りです:
“このプロパティの設定は完了していません。接続済みの ua プロパティで無効にしている場合を除き、” (CTR: 65.7%, 表示回数: 3284, クリック数: 2158)
“元のユニバーサル アナリティクス(ua)プロパティの一部の設定が、この google アナリ…” (CTR: 19.9%, 表示回数: 810, クリック数: 161)
“このプロパティの設定は完了していません。設定アシスタントで、推奨される設定チェックリストを完…” (CTR: 4.7%, 表示回数: 236, クリック数: 11)
“ga4 not set” (CTR: 5.5%, 表示回数: 235, クリック数: 13)
“ga4 このプロパティの設定は完了していません。” (CTR: 60.5%, 表示回数: 448, クリック数: 271)
これらのキーワードは、サイトの内容やメタデータの最適化の機会を示しています。特にCTRが低いキーワードについては、ユーザーが求めている情報がページに明確に表示されていない可能性があります。これらのキーワードに関連するページのタイトル、メタデスクリプション、ヘッダー、コンテンツの質を見直し、ユーザーが求めている情報を提供するように改善することで、CTRを向上させることが期待されます。
最後に、平均掲載順位が低い(数字が大きい)キーワードを特定してみましょう。
平均掲載順位が低い(数字が大きい)上位5つのキーワードは以下の通りです:
“googleアナリティクス 導入” (掲載順位: 192.25)
“canonical 設定” (掲載順位: 177.00)
“googleアナリティクス使い方” (掲載順位: 176.50)
“googleアナリティクス 使い方” (掲載順位: 173.33)
“googleアナリティクス設定” (掲載順位: 170.00)
これらのキーワードは、Googleアナリティクスの設定や使い方に関連しています。これらのキーワードに関するコンテンツがサイトに少ない、またはその質が低い可能性が考えられます。これらのキーワードに関する詳細なガイドやチュートリアルを追加することで、これらのキーワードのランキングを向上させることができます。
ChatGPTは、特に頼まなくても、「まとめ」も書いてくれます。
Google Analytics (GA4) の設定に関するキーワードが非常に高いCTRを持っています。このトピックに関する詳しい情報やガイドを提供することで、さらに多くのユーザーを引き付けることができるでしょう。
幾つかのキーワードでは、表示回数に対してクリック数が少ないため、これらのキーワードに関連するページの内容やメタデータを最適化することで、CTRを向上させるチャンスがあります。
Googleアナリティクスの使い方や設定に関するキーワードのランキングが低いため、これらのトピックに関するコンテンツを増やすことで、ランキングを向上させる可能性があります。
これらの観点から、サイトのコンテンツ戦略を検討し、必要に応じてコンテンツの追加や最適化を行うことで、SEOの効果を高めることが期待されます。
人間のコンサルタントがちょっと休憩している間に、ここまでやっておいてくれるので、割と重宝するかも知れません。
Code interpreter は、他にもいろいろな仕事を手伝ってくれるので、リクエストを頂ければ、いろいろウェブ解析などの現場での活用例をご紹介したいと思います。